様々な作品シリーズの説明について。アーティストステートメント 作家の意思表明


こんにちは、田中拓馬です。私の様々な作品シリーズ、頭から木、女男、ケーキシップ、人間寿司、資本主義シリーズなどを描いてきましたが今回はこれらの関連性について書いてみたいと思います。

これらのシリーズの元々のイメージは立花隆さんから学んだ生態学(エコロジー)の話からきています。そこでの話は、人間は特別な存在でなく、他の生き物とつながりがあり関連がある、という話です。

頭から木は、頭の毛と草が似ていることから、草が生えるとすると、頭から同じ植物である木が生えるのもあり得ると思い、作品化しました。

女男は男性と女性の染色体がほとんど似ているので、同じ体に二つの性を入れ込みました。これも性という違いをこえて様々なものは結びついているという話です。

ケーキシップもケーキと人間が結びついたシリーズで異種のものが結びついています。ここではケーキと人間というものはかなり異なりますが、ある意味構成されている物質は有機物で似ているため、ある意味似た所があるため行いました。このシリーズはアルスター美術館に作品が入りました。

人間寿司はこれとはちょっと違って、人間がネコウサギに食べられて、人間中心主義に対する反省を描いています。今の時代のようです。実はこれも食べる食べられるの関係が逆転していますが、同じ生き物同士でDNA的には差異は少しかもしれません。そこでそもそものテーマであるエコロジー的に見て人間は特別な存在でないという思想からきてます。

最後に資本主義シリーズです。ここでいう資本主義は共産主義に対する資本主義でなく、近代以降のマネー資本主義に対する反省を描いています。そこでは人間寿司の食べられる側の人間に着目し、人間の中に勝ちと負けを作っている今の社会に対する問題提起から派生しています。同じ人間なので、エコロジー的にはDNAの違いはたいして差はないので、もう少し新たな定義された社会があってもいいのではないか、という思いです。

以上色々見てきましたが、それぞれ一見違うものに見えてもたいして差はないのではないか、という俯瞰的な見方が全体を通じた見方を貫いています。