号いくら?


田中拓馬スタッフ通信

お世話になっております。

絵が大きくなれば、それに比例して高くなるのか?ということについて、池田満寿夫の「美の値段」という本から適切な答えがあったので載せておきます。

絵の値段に関して日本の美術市場には、この画家は 号いくら という評価の仕方がある。これはまったく日本独特のもので、同じ画家のものでも絵の良し悪しとは無関係に大小で価値を決めてしまうのは不合理である。号いくら という基準はその画家の評価をきめる最も単純な方法で分かりやすいからであり、新作のときにのみ通用するひとつの目安に過ぎないのだろう。

中略
では、この、号いくらというのを、一応美術市場での単なる値段の目安と言ったとしても、決してその通りに売られているわけではない。その目でたとえば「美術年鑑」を広げてみよう。    「美術年鑑」の版画の部には必ず私の名前がある。今私のランクは、棟方志功が亡くなったので上から2、3番目のところにいるが、私の値段は空白である。そこには空白にせらざるを得ない理由があるのだ。 以上 池田満寿夫「美の値段」

ここには適切な文章が書いてあると思いました。 日本の美術界はまだ遅れているという問題もあります。 皆さんは、どうお考えでしょうか?