四谷アートでお世話になった、岡崎乾二郎さんの本を読み解くシリーズ。芸術の設計について。その1


僕は四谷アートステュディウムという、四谷にあった近畿大学の資本が入った美術学校に1年間通って中退しました。なぜここに入ったかというと、ニューヨークで知り合った京都大学の工学部の友人に、拓馬さんはアートのロジックを知らないと2008年の時に指摘され、当時お金がなかったので、お金がなくてもアートをかなり濃密に学べてスーパーマンのようになれるという、四谷アートステュディウムを紹介されたからです。

今回はそこの主任ディレクターで色々と学ばせてもらい、反発もさせてもらった岡崎さんの本の中で「芸術の設計」という本があります。この本自体はかなり抽象性が高いことが書いてあるのですが、それを少しづつ自分なりに読み解いて、みなさんと共有するという事を行いたいと思います。

まず前書きから始まり、目次、本論と進みますが、今回は前書きについてまとめてみたいと思います。

まず前書きからですが、この本は色々な技術をどのように記録していくか、というはなしが中心となっていることが書いてあります。そして4つの表現ジャンルで芸術をわけて、それぞれの特徴とその記録との関係を書いてあります。建築、音楽、ダンス、美術にわかれて話は進むようです。そして前書きの最後には、「技術を学ぶのはすべて素人である、」と一見門戸を広くみせて誰でも技術は学べるかのように世間でも、この本でも書いてあると記載してありますが、実際には会得するのは難しいこと、さらには鑑賞者の側として面白さを理解するのと、実際に制作するのは違う事、そしてこのような難しい技術をいかに読み説き秘伝である技術を手に入れるのが本書の目的である旨が書いてあります。

次回は、どんどん踏み込んで技術の特徴を岡崎さんがどう捉えているか、どんどん書いていきます。お楽しみに。