田中拓馬最新作シリーズに思う


去年は作品を沢山制作してましたが、今年から作品の数を少なくして、ギュッと凝縮していきます。作品点数は減るため値段は多少上がってしまいますが、今までにない力作を出していきます。

元々、僕は油彩を主に描いています。この油彩という素材はある程度乾くまで時間がかかります。乾かないで絵具を上に置いていく場合もありますが例外的で、基本は乾いてから他の色を加えていきます。

最近になって、最新シリーズの過去の代表的な歌から連想するシリーズを描き始めました。このシリーズは同時に5枚くらい進めたうちの1枚だけが良くできているので、それだけを発表して、残りの4枚は未発表にしています。この4作品は基本的に販売をする予定はありません。このように間引くような行為も加わるため、作品はより洗練されたものを志向しています。そして絵の具などの材料は親指くらいのチューブで1本4000円くらいするものを使っているため、値段は上がってしまいます。

ある時経済面だけを考えて、油彩を描くならスタジオを閉めてゆっくり絵を家で描いたほうがいいのではないかとも検討したことがありました。ただスタジオは広いので、引いて見える為作品の出来がよくわかりますし、仲間に支えられてきた点もあります。また画商を通すと絵の取り分が大幅に減るため、スタジオで頑張っていきます。

今回から始めた最新作シリーズは今までの世界観と違い、悠久の歴史に身を任せるような、過去の様々な国の大家の言葉をヒントに作品を制作しています。これには人により思いも違うでしょうが、僕なりに抽象化して、多くの人に深く刺さるように制作しているつもりです。

今後はこのような作品のいいのだけを選んで出していきますので是非、皆様には心待ちにしていただけるように頑張っていきたいです。