アーティストはどのようにして評価されて一流になっていくのか?

こんにちは、田中拓馬です。アーティストはどのような要素があれば評価されて一流になっていくのでしょうか?僕の知っている範囲で書かせていただきます。

アーティストは誰でもいつでもなれる職業です。子供でも、老人でも老若男女問わずいつでもなれます。つまり国籍や資格がない職業です。そこでは、誰が一流かは決まりにくい世界です。ですが、だめなアーティストなら人気が出ても消えてしまいますし、人気がなくても死んだあと評価されて一流の仲間入りをするアーティストもいます。

では一般的に評価基準のない世界でいい作家やいい作品を見極めるにはどうしたらいいのでしょうか?というのは、この世界は作品がいいのか悪いのかわかりにくいですし、また無名でもいい作家は沢山います。見ている人の心理からしたら、もし絵を買うなら、将来一流になる可能性のある作家を買いたいはずです。そこで、このような文章で分析してみたいと思いました。

⓵作家としての経験

まず絵を描き始めた歴は最低限の評価基準になります。3日しか絵を描いてないのに芸術的な作品を作り出せるとは考えにくいです。

➁コンペなどで入選受賞しているか

これも一つの判断基準になります。ただし、コンペは無数にあり毎年新しい作家が受賞しますので、これだけではないかもしれません。

➂有名人がコレクションしているか?

これは、芸術性の評価基準としては正しいかはわかりませんが、人気のある方に持ってもらっていると、商業的には宣伝として広まりやすいです。

⓸パブリックコレクション

美術館など公的な機関に収蔵されているかどうかという基準です。美術館は沢山の作品を収蔵しています。また一方でこちらから作品を収蔵してほしいと頼んでも入れてくれないと聞いたことがあります。というのも美術館の数より、作家や作品の数は圧倒的に多いので、全部受け入れていたら、美術館は作品でいっぱいにすぐなってしまうそうです。

⓹評論家からの論評

有名な、世界的に有名であればなおさらいいと思いますが、評論家からの論評も重要です。特に海外ではCRITICという立場の方からの論評数と記事の質は大きな意味合いがあります。

⑥一流オークションのオークション結果

ほとんどのオークションは門戸を一般に開放しているように書いてありますが、一流になればなるほどオークションに出るのは大変です。オークションはセカンダリーマーケットと言って中古市場です。以前作品を買った顧客またはギャラリーから出せるのが原則です。作家はだせないです。そして何よりも大変なのは、売れる作家、価値の高い作家でないとオークション会社は取り合ってくれないです。オークション会社も一流になればなるほど人件費も高いので、売れた場合の手数料がオークションの主な収入だからです。そして、その一流オークションを突破したなら、市場性のある作品という事になるのでないかと思います。

このようにいくつか指標がありますが、どれも一つだけで決まるというより、様々なものが結びついて決まります。良かったら参考意見として取り入れてみてください。